日本とローマを結ぶ道

日本の神道や仏教には中央アジアやペルシャの影響が見られるという。例えば神社の狛犬は当初は獅子の形をしていたのを日本人がライオンを知らなかったために犬と勘違いしたなどと言われています。またオリエントでは古くからライオンを聖なるもの、神や王位の守護神としていたことからの由来であるとも言われます。しかし確たる説はないように思います。私としてはゾロアスター教で死者が渡る『チンタワトの橋』のたもとで2匹の犬が死者の霊を守ってくれるという話があり、そこから来ているのではないかと思っています。中国だけでなく広くユーラシアの文明のつながりをみてゆきたいと思います。

日本の中のシルクロード

奈良の正倉院には西域由来の宝物がある。玄界灘に浮かぶ沖ノ島にもやはり西域由来の宝物があり、海の正倉院とも呼ばれている。このような日本に残されたシルクロードも調べてみたい。